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  • 2020/06/10 (水)
  •  先日、人吉市で開かれた新型コロナウイルス関連の各種支援制度説明会。出席した人の業種はさまざまで、影響の広がりを改めて実感させられた▼市町村では地域の実情に応じた独自の経済対策を打ち出し、6月定例議会に提案している。人吉市も急を要すると、議会初日に予算を可決したのが危機的状況にある市内観光産業支援の3事業▼3本の矢の1本目は、温泉旅館やホテルなど14施設で宿泊料金を割り引く「ひとよし応援アンバサダー」事業。対象者は熊本県民限定で、単に安く泊まってもらうのではなく、“応援大使”として人吉の魅力発信を担ってもらう▼2本目の矢が、昨報にあった球磨川くだりの「乗船クーポン」事業。対象は市内宿泊者と飲食店利用者で、大人は1000円で乗ることができる。近く放たれる3本目は、宿泊者限定のプレミアム商品券事業。3本の相乗効果で内需喚起を狙う▼そこで関係者たちが利用客として期待を寄せるのが地元の郡市民。県外観光を躊躇しているのなら足元に目を向けたい。地元で食べて、泊まって、川下りをすれば見慣れた風景も違ってくるはず。地域の魅力を再発見する好機と捉え、あなたも応援大使に。

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